「プラークコントロールはじめましょう！」
ずいぶん前の歯科用品CMで使われた言葉です。
「プラークコントロール」最近は当たり前のフレーズですよね。当時私は既に歯科衛生士をしていたのですが、
テレビの向こうから「プラークコントロール」という言葉が聞こえるなんて！凄い！よくぞ言ってくれた！と思ったことを覚えています。
それまでの歯科用品のCMはどれもそのメーカーの新しいハブラシや歯磨剤の効果をうたったものばかりでした。なぜデンタルフロスや歯間ブラシも商品として紹介してくれないのかと不思議に思っていました。

さてプラークコントロールってなにかしら？
プラークコントロール、それは虫歯菌や歯周病菌などの細菌数を減らすことです。細菌数を減らして、虫歯菌の出す酸や歯周病菌が出す毒素から歯を守りましょうと言うことです。
ハブラシだけで大丈夫？
いやいや！プラークコントロールに欠かせないアイテムのひとつがデンタルフロスや歯間ブラシといった、歯と歯の間を磨くための道具ではないでしょうか。
歯は一本一本歯槽骨に植わっています。
必然的に歯と歯の間には隙間があり、そこにも細菌が付着、ネバネバ成分を出しながら増殖します。
しっかりと歯に密着するわけです。
そこで登場するのがデンタルフロスや歯間ブラシです。直接歯と歯の間に入れるので、細菌を歯から引っ剥がすことができるのです。

当医院では治療中や治療後に虫歯や歯周病が発症、進行しないように、歯みがき指導も併せておこなっています。その方のお口の状態に合わせた磨き方、プラークコントロールの方法をご指導しています。
近年、歯周病菌が全身疾患にも影響していることは良く知られています。
ぜひ、プラークコントロールを身に付けて

ご自身の健康寿命を延ばす第一歩にしてみませんか？

松川